開設から今日まで――この10年間、Mogura VRは「バーチャルの可能性」を信じ、XR・メタバース・VTuberなど新たなフィールドで挑戦を続けてきました。開設当初、私たちは未知の領域に足を踏み入れ、情熱と好奇心で情報発信に取り組んできました。あの頃は、技術の進歩や市場の急激な変化に戸惑いながらも、未来を切り拓く「可能性」に胸を躍らせ、がむしゃらに情報を発信する日々でした。この10年、私たちは多くの出会いと学びを経て、この分野の発展に寄与すべく、最新の情報や深い洞察を届けるメディアとして成長してきました。Mogura VRが10年間続いてきたのは、この分野に関わっているみなさんの情熱、そして読者の皆様の「知りたい」という想いの賜物です。10周年を迎えた今、改めてこれまで支えてくださった全ての方々に心から感謝申し上げます。これからも変わらぬ情熱と好奇心で、バーチャルの世界をより身近に、そして深く感じていただけるよう努めてまいります。XR業界も激動ですが、「情報媒体=メディア」という文脈において、Webメディアを取り巻く環境も10年間でかなり変化しました。動画の時代、そして個人が発信できる時代の到来。AIの進化が急加速している現在も大きな動きを感じます。Mogura VRもその変化の中で生きてきました。常に考えていることがあります。「Mogura VRだからできることは何か?」Mogura VRの由来は名前の通り、動物のもぐらです。「埋まっている価値のあるものを掘り出す」という想いを込めています。10年間で「バーチャルの可能性」はかなり広がってきたように思います。その渦中にいると、可能性が数千倍にも広がり、一般普及したかのような感覚になるときもあります。確かにデバイスやプラットフォーム単位では急成長したり、普及したと言っても過言ではない人数が集まっていたりするものもあります。そんなときも常に頭にあるのは「まだ全然だ」という想いです。なぜなら私たちはバーチャルがもっと世の中に広がりうるものであり、今も可能性の塊だと思っているからです。開設したときと状況は変わり、大きな波が何度も来てはいますが、初心は変わっていません。これから、何をどんな風に掘り出すのか。引き続きMogura VRと共に歩んでいただければ幸いです。Mogura VR編集長すんくぼ(久保田瞬)